昭和二十八年京都市生まれ。
人形作りに携わる環境に生まれた事で、幼い頃より雛人形に
慣れ親しんでいた。昭和五十三年より、(有)ほりせい にて本格的に
人形製作の道に入る。古都の色や形に強いこだわりを見せる
その作品には、京雛ならではの趣が感じられる。
京に住む職人達が作りあげ、伝え残してきた人形の中にある
完成度の高さを、常に追求する姿勢が感じられる。
また、伝統の有職故実をもとに人形を製作する一方で、時代裂(古い着物や帯)を用い、
自由な発想で作り上げる創作人形にも定評がある。
常に独創性の有る作品を作り出す事に努めるその姿勢は、人形が単なる色合わせによるものではなく、
時代に裏付けされた深い味わいを醸し出す物である事を表現しているようである。
現在、京都市北区に工房を構え、創作活動を続ける。