大正九年東京の下町 下谷竹町に創業し、以来八十有余年に亘り、日本人形の製造を続けています。現在の松崎幸一光は三代目になります。
主にひな祭り、端午の節句の品を製作して、伝統的で優美な人形と独自の作風による創作的な新作をバランスよく製造しています。
特に近年は住宅環境や飾る場所のTPOを考慮して具体的に提案する新作シリーズを毎年発表し続けるなど、精力的な創作活動が高く評価されています。
長年、お飾りなっても飽きのこない物をと心がけ、抑えた色調と独創的な形、かわいらしさの中にも日本古来の美を表現しようと、製作を続けています。
松崎幸一光略歴 (本名 松崎光正)
昭和28年 東京に生まれる
昭和46年 父 松崎幸雄(二代目 昭玉)に師事
昭和51年 多摩美術大学 彫刻科卒業
昭和56年〜平成12年 全国節句人形コンクールにおいて、総理大臣賞3回、通産大臣賞3回、文部大臣賞4回、最優秀技能賞等を受賞
昭和63年 京都府立文化博物館に平治物語絵巻の信西の巻を基に武者行列を製作
平成11年 第17回伝統工芸人形展に入選
平成12年 第47回日本伝統工芸展に入選
現在、通産大臣指定 伝統工芸師 ・ 東京都知事指定 東京都伝統工芸師
日本工芸会 準会員