秀光人形工房 (ひな人形、五月人形、日本人形)

まず染色工場にて原反を作ります。白い原反の不純物を取り除き染色効果がよくなるようにのりをつけて布目をふさぎ精練します。次にうろこや目などの形をした色型を当て、染料を上から刷り付けます。使用する色の数だけ型染りをくり返し、何回も色を重ね決め上げます。最低でも四回、高級品は元染めも含めて数十回染め重ねる物まであります。その後、蒸し→水洗い→乾燥を重ねて、シワを伸ばします。

染め上がった鯉の形を大きめに切り取り、各部分に取り分けます。背ヒレや胸ヒレもこの時に切り出します。

右と左に分かれた胴体を縫い合わせます。立体的になるように縫い込み、各ヒレや部品を胴体に縫い付けます。各部分を検査し、最後に鯉の口の部分に口輪と呼ばれる棒状の輪を縫い付けます。キレイにたたんで包装して出来上がりです。