勇壮な五月人形ともしばしのお別れ。来年の桜の花が咲く頃、大きく成長したお子様と、またお会い出きる事をきっと楽しみにしていることでしょう。その時の為にも、大切にしまってあげて下さいね。
お人形はほこりや汚れを嫌います。特にお人形の顔やお道具等の金属部分に手の油などがつくとシミや錆びの原因になることがあります。白い手袋等をお使いになると簡単におしまいになれます。やむを得ず素手で触る場合、お人形の顔や金属部分には触れないようにご注意下さい。
五月人形はその種類や仕様によって様々なしまい方があります。ここではその代表的な例を基にご提案、ご説明しておりますが、基本的にはそれぞれ異なる事がございますのでご承知置き下さい。はじめて我が家に迎え入れた形そのままに、しまって頂くのが一番よろしいかと思います。
当工房では、全ての構想をまとめて、使用する素材や部品、形や大きさを決定するプロデューサーを今では主に当工房の卸部で行っています。 お客様のご要望や売り子さん等の意見や流行などを取り入れ、最新の技術と熟練の腕で仕上げていきます。 一般も方にもわかりやすくするように、一部省略や逆過程の写真もあります。実際にはもっと多くの手間と技術が求められます。
1)湿気が少ない場所。
2)室内温度が高くならず、寒暖の差があまり無い場所。
3)直射日光が当たらない場所。
4)ホコリが少なく、風通しがある場所。
1)毛羽たき・・・ほこりを払う時に使います。
2)柔らかい紙・・・ティシュペーパー等でOKです。甲冑の部品やお人形のお顔を包む時に使います。
3)乾いた布・・・汚れた台やお道具類を拭く時に使います。
4)中性洗剤・・・かなり薄めて使います。バケツなどに希釈して使います。
5)パッキン用の紙・・・新聞紙や薄い紙等をすきまに柔らかく詰ます。
6)防虫剤・・・ごく少量の防虫剤で十分まかなえます。
※注意・・・防虫剤はお人形や屏風等に入れますが、みかん箱程度の大きさであればスプーン一さじの量があれば十分です。量が多ければ多いほど五月人形には悪影響になりますので、防虫剤の量は少な目をお薦めします。必ず直接触れない様にし、箱の上部に入れるようにします。樹脂製品には絶対に入れないで下さい。また、ナフタリン含有の物は使わないようにして下さい。
当工房では、全ての構想をまとめて、使用する素材や部品、形や大きさを決定するプロデューサーを今では主に当工房の卸部で行っています。 お客様のご要望や売り子さん等の意見や流行などを取り入れ、最新の技術と熟練の腕で仕上げていきます。 一般も方にもわかりやすくするように、一部省略や逆過程の写真もあります。実際にはもっと多くの手間と技術が求められます。
※五月人形によってしまい方が異なる場合がございます。ご了承下さい。
●『鎧のしまい方』
(1)全ての部分のホコリをよく払い、金属の部分には優しくから拭きをして置きます。外せるパーツは全て外し、それぞれの入っていた形に応じて一つずつ包みます。鍬形は2枚が直接触れ合わない様に紙で包み、竜頭は折れないように注意しながら箱に入れます。
(2)兜、佩盾等も薄い紙で包みます。それぞれが干渉して擦り合わない様にします。
(3)お櫃に胴体を入れます。芯木を付けたままいれるタイプと取ってからいれるタイプがあります。外した部品を胴体の中に収納する場合もあります。
(4)あいた部分に兜や部品を入れます。この時、無理につめると金具が変形したり壊れる原因になるので注意して下さい。仕様によっては部品をお櫃の下に入れる物もあります。芯木や作札を擦れないように入れ、中で品物が揺れないように適度にパッキンを入れます。パッキンは新聞紙でも良いですが、湿気予防の為毎年取り替えてあげると良いでしょう。
●『兜のしまい方』
(1)全ての部分のホコリをよく払い、金属の部分には優しくから拭きをして置きます。外せるパーツは全て外し、それぞれの入っていた形に応じて一つずつ包みます。鍬形は2枚が直接触れ合わない様に紙で包み、竜頭は折れないように注意しながら箱に入れます。
(2)仕様によっては、兜の吹き返しや前立の部分に保護材として薄い紙やパッキンを巻きつけて下さい。壊れやすい部分や擦れて傷つきやすい部分には特に注意して下さい。
(3)兜をお櫃の中にしまい、その周囲に取り外した部品を入れていきます。この時、無理につめると金具が変形したり壊れる原因になるので注意して下さい。仕様によっては部品をお櫃の下に入れる物もあります。
(4)芯木や作札を擦れないように入れます。仕様によってはお櫃の下に入れる物もあります。中で品物が揺れないように適度にパッキンを入れます。パッキンは新聞紙でも良いですが湿気予防の為毎年取り替えてあげると良いでしょう。